treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

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M.2 SSDって何種類かあって難しい…

今日はM.2のSSDを使おうと思って失敗してしまったことをご報告します。
いままで知らなかったのですが、M.2のSSDには二種類ある、ということを、初めて知りました。(使ってなかったもんですから)

接続端子の形状

簡単に言えばこの「接続端子の形状が二種類(正確には三種類)ある」という点で失敗をしていました。

「裸族のインナーforM.2」というアイテムをAmazonで購入して、さっそく届いた、さて使おうか、と思ったら…。

パッケージにこんな表示が。

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ん?

あるのは三種類
M-Key:細い方が5PinでPCI Express
B-Key:細い方が6PinでSATA接続
B&M-Key:B-KeyとM-Keyの両方いける

で、いざ使おうとしていたM.2のSSDは…

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あ…、これはM-Keyですね。
てことは…、使えない、ということになります。ショック、ガックシ。

夢であってくれ、と思い、いろいろ調べてしまいました。

例えば、

ご利用のシステムがWD Black PCIe SSDをサポートしているかどうかを確認する方法 | WD サポート

どうあっても、B-Keyの機器ではM-KeyのSSDは使えません。
上記ページで挙げられているWD Black PCIe SSDを利用するためにはスロットがM-Keyを備えたM.2コネクタが用意されていないと使えない、ということになります。逆もまた真なり。

参ったな、で買い直し。

で、仕方なく買い直し。
購入したのは「玄人志向 STANDARDシリーズ PCI-Express x4接続 M.2スロット増設インターフェースボード M.2-PCIE 」です。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00IUF54JO/ref=as_li_qf_sp_asin_il_tl?ie=UTF8&tag=treedown-22&camp=247&creative=1211&linkCode=as2&creativeASIN=B00IUF54JO&linkId=266baa8ef7ad6d04d928ee01dcbd7da9

これを用意しました。
M.2(Type 2280-xx-M) と記載があり、写真を拡大してピンの数を数えても大丈夫そうに見えます。
これならM-Keyで利用できそう、さっそく購入。

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で、後日届きました。使ってみたところあっさり認識。
(ただしBIOS(UEFI)では表記されなくてちょっと焦ったけどOS上からは見えました。)

分かりにくいなぁ、と思ったM.2 SSD

今回の失敗点としては「M.2 SSD」と表記されているSSD製品にまさかの
M型(M-Key、Mキー)とB型(B-Key、Bキー)の二種類、加えて、B&Mという両対応(B&M-Key、B+Mキー)という両対応の全三種類が存在していて、まさか物理形状が相違する三タイプ(一つはコンパチブルとはいえ)が存在している、などと夢にも思わなかった、ということから始まります。

で、思ったのは多くの製品が「M.2対応」という表記があるのですが、MキーかBキーかが分からないことが多いこと、何ともはや。

一つの見分け方としては、「NGFF」という表記があるかどうかなのか?と思ったんですが、いやでも、NGFFと記載があってもM専用やB専用ってのも見たような気がしてきました。NGFFはM.2規格を表記しているだけってことなんですかね?まだ自分の知識になってない模様。

ひとまずBキー(とM+Bキー)ならSATA接続で使えるっぽい、MキーのSSDはPCI Expressで使えるっぽい、USB外付けはSATAからの変換が主流だから外付けキットならおしなべてBキーって思っておいた方がいい、という感覚です。

うーん、これって常識なんでしょうかしら。とりあえず今回買い物に失敗して学びました。