treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

(2/2)余人をもって代えがた、は存在しない?

会話が遠回りし意図が掴めなかったところ、言葉のキャッチボールによって意図が見えてきた。
そんなとき、どう行動しようか?普段の自分がとわれることになります。

話が見えてきた

A君は優秀だった。しかし勤務態度に問題があった。そのためちょっと前からちょくちょく問題行動を部長にとがめられていた。

「そのうち、私もかばいきれなくなるよ。」

なるほど、それを伝えたかったのか。
しかし、それを私に伝えてどうしたいんだろうか、という点はいまのところまだ分かっていなかった。

部長は表情を少し緩め、

「余人をもって代えがたい人材は、組織という大枠では居ない、ということだな。つまり、後のメンバーでどうにかしなきゃいけない、という状況が起こるかもしれない、ということだが…。

どうにかなるもんかな?」

探るような表情で問いかけられている、これは重要な質問に思えてきたぞ。
A君がいなくなればこっちで被ることも多い。何より分野が違うA君が専門性をもって実施しているような作業をやるにはかなり畑違いの仕事が振られる可能性も示唆していた。
これはマズイんじゃないだろうか?頭の中で警告音が鳴っていた。
「と、いうお話しは分かりました。」
と、いったん肯定しつつ…、
よし!ひっくり返すぞ。
どうにかひっくり返すぞ。
息を吸い込んで意を決して、
「今までのお話しを全部理解したうえでお願いします。部長のお力で、それでもどうにかならないものでしょうか?」
最大限お願いをしてみた。
…いや、やっぱ平社員が部長にモノを申すのは結構勇気いりますよ。
これくらいのオブラートが精一杯…。
会話としては一見かみ合っていないようだが、行間に込められた内容の読み合いをしていた両者にはなんとなく伝わっているようだった。
そんな心境を察してくれたのか、部長は多少表情を緩めながら

「とりあえず、気持ちは分かった。"気持ちは"だよ。ま、俺もできるだけはやるけどね。何か具体的に約束はできないな。」

煮え切らないけど、部長はなんとか「余人をもって代えがたい」点を理解してくれたようだった。

後日

さっそく、渦中にあるくだんのAさんにこういうことがあった、と相談した。
Aさんは一瞥すると、窓を見ながら

「まぁ、いいんじゃない。ダメならダメで。」

いや、私が困るんですけど。

「でもさ、人間って、ダメなものはダメだし、どうにもならないものは何やったって結果は変わらない、そういうもんでしょ?」

Oh!No!

教訓:
余人をもって代えがたし人材は、こちらが心配しても意外と本人がサバサバしている。

む、難しい…。