treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

高速スタートアップはトラシューでも鬼門?

今日は「高速スタートアップ」についてご報告します。
高速スタートアップはWindows8以降に搭載されたシャットダウン機能です。

モバイルの調子が悪い。

「なんかモバイルのUSBモデムが繋がらなくなったんですよね…。」

そういう問合せを受けたのが午後の昼下がり。
どうも聞いていると、Windows8.1のノートPCで利用しているUSBモデム(SIM入り)でインターネット接続ができない、という症状。サービス事業者の接続ソフトにPPPoEアカウントを記憶しておいてUSBモデムをPCに接続した時だけそのUSBモデムのSIMでインターネット接続する、というタイプ。
うーん、なんでしょね。

「何回かダメだったのでPCは起動しなおしているんですけどね…。」

そうですかそうですか。じゃあドライバとかファームウェアアップデートとか必要なのかもしれないなぁ…ちょっと大事になりそうな予感ですわぁ。

試しにモデムでインターネットに接続してみると…
モデムは機能していませんよ、みたいなメッセージが表示される。当然インターネットには接続せずエラーメッセージの表示だけで停止してしまう。

…なんか、これ、前にも見たことあるメッセージのような気がする。
これ、一回再起動していいですかね?

「いいですよ、でもモバイルとして持ち出すときはシャットダウンしてますからね。同じだと思いますけど。」

シャットダウンしてますか…。再起動じゃなくて?

「再起動…、はあんまやらないですね。シャットダウンなら毎日していますけど。」

なるほど。

このPC、Windows8.1のデフォルトなので「高速スタートアップ」が有効になっているんですね。

くだんのエラーは再起動することによって、エラーが表示されなくなり、無事インターネット接続ができるようになりました。

「おぉ…、回復した。何をやったんです?」

説明が難しいですね。

高速スタートアップ

これはシャットダウン時にはシステムの情報・状態をファイルに保存してしまうことによって、次回のコールドスタートの速度向上に寄与する技術です。Windows8以降のOSで搭載されています。
Windows10にアップグレードした方が結構この高速スタートアップで動作の不具合が出ているケースが多くみられますね。特に高速スタートアップが誕生する前の古いアプリケーションやデバイスを利用されている場合、高速スタートアップを考慮した動作がされないために誤動作が起きるケースがあるようです。(※だから無効化する人が多い)

高速スタートアップが有効なPCではシャットダウンの時には完全にPCが落ちるわけではないってことを頭に入れておく必要があります。

高速スタートアップの設定はコントロールパネルでできます。

「コントロール パネル\すべてのコントロール パネル項目\電源オプション\システム設定」
を開きます。

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「 電源ボタンの動作を確認する」を選択します。

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設定のために「現在利用可能ではない設定を変更します」というリンクをクリックします。クリック後UACが動作するので必要に応じて認証。

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画面をスクロールして、「シャットダウン設定」にある「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックボックスを外します。これで高速スタートアップが無効化されました。

問題があった時は…

とりあえず再起動してみるのが手なんですが、シャットダウンから電源ONしたときは「高速スタートアップ」が働いてうまくリフレッシュしないことがあります。
でも、上述のように設定を変更するにはUACの認証をパスする必要があります。ユーザが出先でできることは「再起動を選択すること」しかありません。

でも一時的に高速スタートアップを使わずにシャットダウンする方法もあります。
シャットダウンを選ぶときに「Shiftキー」を押しながらシャットダウンを選択することで高速スタートアップを無効にしたシャットダウンを実行することができます。

「Shiftキーを押しながら」という簡単な操作で動きが切り替えできるので、お勧めですね。