treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

(1/2)二択で選ぶ、これから始めるLinux

今日はLinuxについてオススメのディストリビューションについてご報告します。
初心者でもWindows経験者でも「これからLinux始めてみようかな…」と思った時、突き当たるのが「どのOS(ディストリビューション)を選べばいいか分からない。」ということがあると思います。

個人的主観ではありますが、思いっきり分かりやすくなるように二種類に分けて、二択にしてみました。

どんな人がどれを選ぶか?

この記事では二種類の人にとっての「どれを選べばいいの」を考えています。

  1. Linuxを始めてみたい、多少の不便があってもコツコツ環境を作るのが楽しめる人(キッティングのような作業が苦にならない人)、LinuxというOSを理解するためにあれこれOSの設定や動作を確認しつつやりたい。
  2. Linuxを始めるための動機が「Linuxを使って具体的にこれがやりたい」という目的を持っている人、OSにあまり手間を掛けたくない。Linuxの上で動作する機能に手間を掛けたい。

この二種類に区分けして初心者にオススメのLinuxを提示してみることにします。

結論

忙しくて記事を長々読んでいられない、という人のために、先に結論を書いておきます。
ここだけ読んだらもうLinux Lifeの始まり、かもしれない。

(1)の人、「Debian GNU/Linux」をお勧めします。
(2)の人、「Ubuntuの最新LTSバージョン」をお勧めします。

実にシンプルな結論です。

Debianが推奨される理由

Debian GNU/Linux(以下Debian)は、Debian Projectによって提供されるフリーのOSです。
■公式サイト

http://www.debian.or.jp/

Debianをお勧めするのは、歴史が長く、LinuxというOSの栄枯盛衰の中にあって20年以上も発展を続けている安定したOSだという理由です。つまり、他のLinuxが開発終了やプロジェクト終息、買収などによってOSが別のOSに生まれ変わってしまう、というようなことがあまり考えられないことが大きな理由の一つです。
せっかく習得するのですから長く使える知識になるほうがよい、という考え方であれば、これからも継続していく可能性がより高いOSを選択するのは妥当な選択に思えます。
しかも、Debianをオススメする最大の理由は、「Debianをベースとした派生ディストリビューションが星の数ほど存在する」ということです。つまりDebianをベースにしたLinuxのOSがたくさんあるので、そのベースになったDebianを一番最初に使ってみるのは「Debianをベースしたどのディストリビューションに移行するにしても知識・経験のベースになる」という考え方ができると思っています。

つまり、派生ディストリビューションの源流となるDebianを一番最初のLinuxにするのは、別のディストリビューションを使うときでもいろいろと知識や経験が使いまわせる可能性が高い、という狙いがDebianを一番最初のLinuxに選ぶ理由です。
ただし、DebianはFlashコンテンツを再生するために手作業を要しますし、ドライバやコーデックのようなフリーじゃないプロプライエタリなソフトウェアを自力でインストールすることが必要になります。この辺の手作業が楽しめるくらいの人ならDebianを使うのは実に使いでのあるOSといえます。また、これらを手作業で実行しなきゃいけない、という点は逆に言うと「これらのソフトウェアとOSの関係性を学ぶことになる」という点も注目です。作業に成功することによって自分の中の知識と経験が蓄積されて、勉強にぴったり、という考え方もできます。

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Debianで足りなくなったら、もしくは別のディストリビューションに目移りしたら、そのディストリビューションに乗り換えてみる、というときに(そのOSがDebian派生なら)Debianで得た知識は少なからず役に立つはず、です。

明日に続く

つづきます。明日はUbuntu推しです。