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treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

(2/2)飛行機の手荷物に要注意

※かなり昔の話です。現在の状況は全く違いますのでご注意ください。

飛行機の手荷物、いろいろな制限があるって、このとき(ほぼ)初めて知った。
モノを知らないってのは罪だな、と思いつつ、特急電車や新幹線ならこういったことはなかったなぁ…などと思いながら、初めての飛行機に搭乗することになった。

当時、特急電車はよく帰省するときに使っていたので全く旅行しないような人よりは旅慣れているつもりだった。そこに特急電車にはない飛行機ならではの制限があることを考慮していない点が落とし穴だったと言える。

認識が足りなかった、という点を反省。

こうして就職活動の日程も終わり、東京から大阪に戻るときが来た。

帰りの羽田

帰りの飛行機の搭乗、お約束の手荷物検査がやってきた。

職員の手が止まる。

そう、あれだ。

もう知ってる。

「お、お客様。」
私に声を掛ける職員。
「はい、ハサミの件ですね。」
もう関空でアレコレと説明受けたから、もう慣れたもの。
ただし職員にはデジャヴのような戸惑いが見えた。
私はすかさず声を掛ける。
「刃渡り14cm以上の刃物、ですよね?」

「ご存知でしたか。」
知ってるんだ、と安堵した様子になった職員はマニュアルに定められたような説明を続ける。
「刃渡り14cm以上の刃物は別便でお送りすることになっております。よろしいですか?」
当然私に選択肢などない。
「お手数をお掛けします。もちろんお願いします。」
職員はスッと定規を取り出して、
「いちおう、刃渡り14cmあるかどうか測りますね。14cm以下かもしれませんし…。」
一生懸命測ってくれようとしてくれる職員、なんだか申し訳ない気がした。
「いやいやいやいや、イイんですよ。もう14cm以上だって言われて、こっちに来るときに別便になっているんです。」
「いや、でももしかしたら…。」
なんだか気を使ってくれる職員に、さらに申し訳ない気になってくる。
「いいんです、いいんです。大きいハサミを持ってきた私が悪かったんです。すいません。」
職員は笑顔で応対してくれた。
「やっぱ14cm以上ありますね。では、到着の空港にて手荷物受け取り所でお受け取り下さい。」

こうして往路と同じく、復路でもハサミは特別待遇でVIPのごとく小包に梱包され特等席で出発することとなった。

帰りの関空

ようやく東京遠征も終わり、ホームに戻ってきた感がある。
関空に戻ってきた、なんだか旅行から帰ってきた気分。

同行した同級生の荷物はベルトコンベヤーから流れてくるのを待っている。
当時携帯電話などなかった一同は、はぐれないように一応集団行動を取るようになっていた。
「この荷物流れてきたら、私のハサミの回収ね。」
そんなことを言っていると

関空内にアナウンスがこだまする。

「○○様。刃渡り14センチ以上のハサミをお預かりしております。受け取り所にお越しください。」
関空内に響き渡るアナウンス。
一緒に就職活動に言っていた同級生が爆笑する。

「関空じゅうに、刃渡り14cm以上のハサミ持ってるヤバいやつ、ってバレバレやん。」
「てか、オレは"刃渡り14cm以上のハサミ"って具体的にアナウンスでモノを言ってることに驚きだわ。」
「いま、行こうと思っていたのに、空港じゅうにアナウンスせんでもええやんな。」
「空港中にハサミ持っている自分の名前、バラされたやん。」
「笑いが止まらんから、はよ行ってきて。」

温かく(?)手荷物の受け取り所に送り出された私。

飛行機に持っていくハサミは、小さいハサミにしようと堅く心に誓った瞬間だった。

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