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treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

(1/2)飛行機の手荷物に要注意

smallNovel 体験昔話

「お客様、ライターの持ち込みは一個までとさせていただいております。」

そこは飛行機の手荷物検査、かばんに入っていたライターが4・5個あったのでひっかっかったらしい。

「え?そうなんですか?以前乗った時そういうのなかったんですけど…。」
といっても
「そういう決まりになっておりまして…。」
これ、どうにもならないやつだ。泣く泣くZIPPOを選んで、残りは廃棄ボックスに投入することになった。

そういや昔こんなことあったな~。

そのとき、就職活動で大阪⇒東京への飛行機に乗った時のことを思い出していた。

※この話、かなり昔の話です。現在の状況は全く違いますのでご注意ください。

関空の手荷物検査

田舎から出て大阪の学校に出ていた私は、大阪の就職活動だけでなく就職活動のため東京の合同企業説明会にも参加することになった。
近しい同級生5・6人で飛行機で東京に行こうということになり、飛行機の予約をして東京に向かって旅立った。

それは手荷物検査での出来事だった。
手荷物検査を実施する職員の手が止まった。
ん?私の荷物ですかね?
職員に呼び出される私。
「お、お客様…。あのですね…。」
かなり戸惑っているらしい。どうやらあまり出くわさないシチュエーションに職員に戸惑いの色が見えた。
「これは何ですか?」
示された机上には私の手荷物の一つ"ハサミ"が佇んでいた。
「ハサミですよ。見てのとおりのハサミです。」
私は胸を張って堂々とその道具の名前を説明した。

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「ハサミはどういったことにお使いなのでしょう?」
質問する職員。悪気はなかった私はこう答えていた。
「いまから就職活動に行くんですけど、履歴書の写真を切ろうと思って。」
どうやら大真面目にこういう私を職員は信用してくれたらしい。ただちょっと笑いそうになってって、笑いをこらえているような様子が気になった。
「どうかしましたか?」
気になって私が質問すると、職員はその理由を教えてくれた。
「刃渡り14cm以上の刃物は、手荷物で機内にお持ち込みが出来ませんので、お預かりし別便で輸送することとなります。」
えぇ?そうなんですか?
ちょっと驚いたようなリアクションをする私に笑顔の職員は続ける。
「到着した空港の手荷物受取所にてお受け取りいただければ、このハサミはお客様の手元に戻ります。」
し、知らぬこととはいえ、失礼しました。
「もうちょっと、小さいハサミは持っていませんでしたか?」
職員はマニュアルにあるのか、はたまた興味があったのか、こう私に質問する。
「実は…、持っているハサミはこの大きいハサミしかないんです。」
ハサミなどそうそう買わないし一つあれば十分なので、大きいハサミしか持ってなかった、というのがそもそもの間違いの始まり。
「次回からはハサミを小さくされたほうがいいですよ。」
笑顔で応対してくれる職員。
「あ、ありがとうございます。」

職員の笑顔とは別に、同行した同級生たちの笑いが起こる。
「は、ハサミ?大きすぎですやん。」
「いやあ、まさか手荷物検査で引っ掛かる人がこんなに身近にいるとはね。」
「なんかやってくれると思ってたわ。」
就職活動前にハサミで縁が切れるのかこのハサミとは縁が切れないのか、なんともゲンがいいんだか悪いんだか分からないような出来事が出発前に起こってしまった。