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treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

昔、先輩社員から言われた心に残る言葉

今日はちょっとした昔話です。やけに覚えている話だったので文字に起こしてみました。
昔、駆け出しの若手社員だったころに、同じチームの先輩社員から言われた話です。

きっかけはある会話

「私が、これをやろうと思った理由を話しておこう。」
それは、ネットワーク・サーバ管理チームに所属していた時の話。
一人の先輩社員が(きっかけは忘れましたが)自分の話として、ある新しい技術を学んでいました。その先輩社員は結構チーム内では既に実績も知識もあったのですが、なぜその新しい技術を自分が率先して学び始めたか、という話になりました。
「この技術はAさん、あの技術はBさんが既にいるよね。でもチームに、いま私の学んでいる技術を持っている人は居ない。
既に人がやっていることをやっても面白くない、って思ったんだよね。どうせやるんだったら誰かが既にやっていることじゃなくて、"チームの誰もやってないこと"をやろうと思ったんだ。」

このときは、それほど響かなかったのですが、3年・5年と仕事を続けていくと後々になってなんとなくですが理解できてきたような気がします。

会社に代わりは居る

現実としてやっぱり会社に代わりの人材は居ます。"余人をもって代えがたい人材"と言うのは、そうそう居ないというのが現実です。
かくいう私もそうですね。実際、
「お前の替えなんか、いくらでもいるんだぞ!!」
と、上の人間から凄まれたこともありますし、
「オマエ以外で、これがデキるヤツなんかいなんだよ。(だからやっとけ。)」
とおだてられたこともあります。今となってはいい思い出です。
結局、担当している自分が居なくなったとしても会社は動いていくものだ、というのが現実で、でも自分が居る時より効率が悪いな、とか周囲の人がやりにくそうだな、とかちょっとしたところで違いは出てくるのですが、余人をもって代えがたいとまでは言えないというのが現実です。
ですが、その前提であっても「この人に任せた方がよい、とみんなが思う。」そういうレベルだったら自分が存在している価値というのは実感できるように思います。

先の先輩の談に戻ると、「既に人がやっていることをやっても面白くない」ということは、既に人がやっていることを後追いしているとしたら簡単にすげ替えられる対象になりますが、誰もやっていないことのレベルを上げて極めていくとそこに人材としての価値が生まれてくるんだろうな、と思うところです。
ただし、人がやっていることを後追いしていくと、先駆者が居る分だけ効率的にレベルアップできる、という側面もありますね。どっちが良いかは人によって変わるところなのかもしれません。

視点を変えて

これ以降、自分が心掛けたこと、として。

何かの技術を一つ深堀している人はチームに多かったけど、どの技術もそれなりにできる、という人がチームに居なかった、というところに着目して、ゼネラリストを目指すことにしました。
いろいろと手を出して、極めるまではいかないかもしれないけども、それなりのレベルになるまで時間の許す限りこだわって知識を吸収するよう努めました。
個人的にはPCとサーバの運用管理的な仕事を深くしてその周辺をちょっとづつ深くなるようにしていったんですけども周辺が分かってくると不思議なことに本分であるクライアント・サーバのことも理解が深まっていくことがありました。シナジーってやつですね。

結果的に成功だったんだか失敗だったんだかは、もっと人生が進んでようやく分かるものなんでしょうけども。

「いやいや、私は」
と断る人よりは知識や経験が自分に蓄積されているような気がします。
ただ、そのタイミング実際に貧乏くじ引いたような気分にはなるんですけども。