treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

自宅環境でRAIDを使うとよさそうな箇所

RAIDとバックアップの使い分け、これには悩むことも多いと思います。
今日は個々の使い分けについて、一つの考え方をご報告します。

すごく単純な話なので、参考になる方は限られるかもしれません。

基本の部分

たとえば家庭内のNAS、お使いのデータが保管されまくってるパソコン、こういったところにRAIDを使うかどうか、という点が迷いどころです。
この辺は何回か記事にしました。

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この記事でも述べておりますが、基本的に常用する場所はRAID保護よりもバックアップが重要です。
なので予算に余裕があればRAID構成はありですが、バックアップ体制を整えるよりもRAID構成を優先してしまうのは、いざ故障・トラブル発生時に苦労することになってしまいます。
バックアップ体制が整っている前提でRAID導入が妥当だと考えています。

RAIDを使うとよさそうに思えたところ

個人環境でのRAIDの使いどころとしてバックアップの保存先はRAID1かRAID5で用意する、というのはよさそうに思えます。

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この記事にちらと書きましたが光学メディアやUSBメモリなどを利用するくらいならHDDが常用するバックアップ先として優秀で使い勝手の点で優位です。

バックアップ先、というのはあくまでバックアップなのでマスターのデータがある上での複製です。なので常用している環境にデータはあります。ただし、一旦故障してしまうとバックアップ先を修復するためにはアレコレ設定を変更する手間が発生してしまう、という点が難点です。
ここにRAID1(ミラーリング)を用意しておくと、バックアップ先としてはハードディスク1台故障でも故障交換で復旧できますし、残りの1台にはデータが残存していれば継続してバックアップ取得は設定変更の手間なしで実行できます。
例えば私はこういう製品を利用しています。

⇒後継製品 

※ただし世の中の通常のRAID1と違って、ハードディスク1台の故障で継続して稼働できないケースはあるようなので、故障交換用のハードディスクは1台くらい用意しておいた方がイイかも知れません。
NASに使う場合にはできませんが、Windowsで使う場合には故障検知をWindows上のソフトウェア経由で監視して検知可能なところも便利です。

これを電源ONのまま24時間稼働させる場合にはそれ用のハードディスクを用意して使っています。

 ⇒4TBなら

私は2TBを使っていますが、3TBが最近安くなってきたように見えますので、今なら3TBを二台購入してRAID1で利用する、というがありかもしれません。

どういう構成になるかというと…

通常利用の箇所はディスク1台なりRAID5なり好きなような構成で利用します。RAID5でアクセススピードを稼いでもいいですし、SSDをRAID0構成にしてスピードと容量を両立するような贅沢構成もアリですね。
でバックアップ先となるハードディスクは大容量ハードディスクをRAID1のミラーリングで用意してバックアップを二世代くらい取れるようにします。
そうすると、快適利用している普段使いの環境では好きな構成を採りつつ、バックアップ先として信頼できるRAID1でハードディスク1台の故障であればそのまま利用できるように備えるようにします。

こうすると普段使い側は故障したとしてもバックアップが使えますし、バックアップを使おうとしたときにバックアップが壊れていたから使えなかった…という可能性も下げることができそうに見えます。

どのリスクを回避できるか

とにかく怖いのは突然の故障によるデータ全消えです。
そこで、バックアップ体制を整えるため、RAID1ボリュームが組める外付けハードディスクにバックアップを取るようにします。
まずはこのバックアップを頼りにします。
一方のバックアップ側は…

  • ディスク1台故障ならRAID1でカバーする。
  • 筐体が故障したとしてもハードディスクをそのまま(※)使える。

※RAID1の場合、RAID5やRAID6などの他のRAIDと比べて筐体を交換したとしてもハードディスクの中身が見えることが多いです。あくまでも見える可能性が高い、という意味で必ず見えるというわけではありませんのでご注意をば。

という備えにしておけば、ある程度の故障に耐えられるため、バックアップ側の故障も復旧が容易になります。

これだけ備えておくと、どこかしら一箇所で故障・問題が発生したとしても、残りの構成でデータは保護できる、という構成ができそうに思えます。