treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

(1/3)システム管理者が自分の価値向上のために必要な11の力

自分の価値、って数値化されているわけでもないし、ゲームみたいにゲージで表現されているわけでもないから分かりづらいですよね。

システム部門で働くシステム管理者に必要なヒューマンスキルってどういう力なんだろうか?と思ってちょっと考えてみましたのでご報告します。

例によって、私の主観を踏まえた考え方を述べておりますので、共感できるところは取り入れていただければ幸いですし、共感できないところはスルー、と、お読みになる方ご自身で取捨選択をお願いします。

価値向上のために必要な11のスキル

  1. 日本語での伝達力
  2. 相手の話を傾聴して、相手の気持ちや立場を察する理解力
  3. 相手の要望に提案するための情報力と応用力
  4. 提案を実現させる根気と実行力
  5. 感情的な人間と冷静に相対する忍耐力
  6. 提供したサービスがどうなっているかを把握する洞察力
  7. 結果が分かっている動作(作業)を100%間違いなく完了させる行動力
  8. 利用する人間をイメージできる想像力
  9. 私情をいれない業務遂行をする、感情のリセット機能
  10. これらを心がけて一貫して行動するための記憶力
  11. 上記の能力をまんべんなく伸ばすための工夫

本記事では「1.日本語での伝達力」~「4.提案を実現させる根気と実行力」までをそれぞれを深堀りしてみます。

日本語での伝達力

いうまでもなく、適切かつ分かりやすく説明できる日本語力は重要です。おそらく一番重要だと思っています。
何より重要だといえるのが、ユーザや管理職に対してテクノロジを絡めた説明をしなければならない場合、日本語での説明能力はかなり重要になります。つまり(相手にもよりますが)、技術用語を極力省いて、いかに相手に伝わるように説明するか、が「相手の納得・合意を引き出すために」必要になることが多いです。例えば相手がレイヤ2の知識やTCP/IPが理解できないのであればブロードキャストストームの障害が発生した際の説明は困難を極めるでしょう。これがTCP/IPが分かっているのであれば相手が理解している範囲での技術用語は使った方が平易な説明になるのですが、社内の全員がTCP/IPを理解できている会社、というのはよほど特殊な環境なんじゃないか、という感覚です。でも上席への障害報告は必要ですよね。費用を掛けて再発防止策を実施するのであればなおさらこういった納得・合意を引き出すために日本語力は必要になります。

相手の話を傾聴して、相手の気持ちや立場を察する理解力

巷ではよく「女性の相談は解決するな、ひたすら話を聞け。」という提言がありますが、これと多少似たような感じです。エンジニアやシステム部門の社員は
「途中で何が言いたいか大体分かってくると、話したくて仕方なくなる。」
「相手の話の途中でほぼ答えが先取り出来てしまうので、最後まで聞くのは無駄に思ってしまう。」
という性質の方が多いように思えます。私も多少心当たりがあるので気を付けています。
話の途中で結論が見えても(大体見えるんですよね、こういうのって)、グッと我慢が必要です。相手の話を引き出し切って相手の状況をしっかり把握してあげないと片手落ちな応対になることがありますから。ユーザの置かれている状況を隅々まで把握して、ようやくユーザ満足度向上が引き出せる、というのもシステム管理者あるあるです。

相手の要望に提案するための情報力と応用力

突然突拍子もないことを言いだすユーザは数パーセントは必ずいるものです。ユーザの母数が多ければ人数は必然的に増えることになります。
話を聞いた直後では突拍子もないことに思えても、徐々に(時間が経つにつれ)妥当に思えてくることも中にはあるから不思議なものです。
巷でいう破壊的イノベーションってのはこういうところから生まれてくるものなのかもしれません。こういうのを、うまく現実と擦り合わせて着地させるのもシステム部門の腕に掛かっていることがありますが、それには普段からの研鑽による情報収集が欠かせません。知識の幅が広くないと応えられないこともありますし、今の知識を活かしてうまく別の良案に変質させる応用力、も問われることが多くあります。
ユーザの状況が把握できたところで、ようやく自らのITスキルを存分に発揮し、ユーザにとってのベストを提案するには、普段からの情報収集とその情報を応用してフィットさせる、というのも必要になります。

提案を実現させる根気と実行力

結構、システム部門で優秀とされている人は飽きっぽいことありませんか?またシステム部門ってナンダカンダで"断る力/うやむやにする力"の方が重宝されていることありませんか?
どっちかというと、自身で提案してこれをやりきる力、問題にぶち当たった際の突破力、がある人ってあまり評価されていないことも多くあります。
ですが、時間が掛かっても最終的にしっかりと完成させる、改善などを完了させる、という人材はしっかり評価されるべきだと思っています。
この力があれば、上から任せてもらえるようになります。つまり小さいかもしれませんが「自分の裁量」の範囲が業務内に生まれてくるようになります。この自分の裁量で決められる範囲が増えてくるとシステム部門の業務はやりがいが増えてくる傾向にあります。

ちょっと長くなったので、次回に続きます。