treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

検証その3:結局ローカルポリシーで設定してみることにした。

今日は省電力マネージャーの設定をグループポリシーで設定する方法をご報告します。
閾値が自動クリアされるので、グループポリシーで自動設定してしまおう、という作戦です。これなら自動クリアされたあと次のグループポリシーの適用タイミングで自動設定されるので(GPO適用のタイムラグ中は充電されますが)再度手動設定する必要はない、ということになる目論見です。

本来グループポリシーとはActive Directoryで管理するドメイン内の複数のPCを一括で設定し仕様を統一するという目的で利用する技術です。
Windows Professionalエディションにはこのクライアント版として「ローカルポリシーエディタ」というローカルポリシーを編集する機能があります。当然ですがProfessionalエディション以上でなければならないので無印(いわゆるHomeエディション)は対象外となります。

どうせレジストリで設定するのなら、ポリシーで設定しても同じことかと思いまして、グループポリシーで設定する方法を模索していくようにしようと思いました。

※注※
まだ設定が自動化できている実感がわかないので、この記事の手順を実行しても目的が達成できない可能性があります。本記事はご参考までにご覧ください。私は何かを保証できるものではありません。また時間切れで全部調べきれませんでした。

グループポリシー用のファイルダウンロード

レノボサイトからダウンロードします。
■ThinkVantageテクノロジー 管理者用ツール
https://support.lenovo.com/jp/ja/documents/ht037099

f:id:treedown:20160329125940p:plain

ここに、
■省電力マネージャー管理者ツール
https://support.lenovo.com/jp/ja/documents/HT037099#pmat

f:id:treedown:20160329125955p:plain

がありまして、
今回利用したのは「省電力マネージャー管理者ツール(ADMX) ThinkPad用のダウンロード」です。ダウンロード時のファイル名は「admx_tp_vista_7.zip」となっています。
これを解凍します。

ちなみにマニュアルは同一ページ内で省電力マネージャー デプロイメント ガイド ThinkPad用」と記載があります。このリンクをクリックするとPDFファイルが閲覧できます。
最終更新の日付が2015年11月となっています。つい最近じゃないですか。

さて話を戻してファイルを解凍すると、
 \ADMX\-------PMVGPO.admx
                   └-en-US\---PMVGPO.adml
PMVGPO.admxファイルとPMVGPO.admlファイルが生成されます。これを対象のPCのc:\Windowsフォルダ内に格納します。
※c:\Windowsフォルダは管理者権限かつUACの承認を要します。
PMVGPO.admx ファイルをC:¥Windows¥PolicyDefinitions フォルダに
コマンドだと「copy %カレントDir%\PMVGPO.admx C:¥Windows¥PolicyDefinitions」こういう感じ。

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PMVGPO.adml ファイルをC:¥Windows¥PolicyDefinitions¥en-US フォル
ダに格納します。
コマンドだと「copy %カレントDir%\PMVGPO.adml C:¥Windows¥PolicyDefinitions¥en-US」こういう感じ。

f:id:treedown:20160329130248p:plain

ファイルを置いていきます。

ローカルグループポリシーエディタ―の起動

gpedit.mscで起動します。
図:起動の図

f:id:treedown:20160329130322p:plain
※ローカルグループポリシーエディタの起動時にエラーのようなメッセージが表示されますが、これについては後日別記事にてご報告します。とりあえず表示されるメッセージはOKボタンで完了させるようにします。
※追記:対処をしてみました。メッセージが気になる方はこちらをどうぞ。
(1/2)Windows10のローカルポリシーでエラー、調査してみよう - treedown’s Report

ローカルグループポリシーエディタが起動しました。
図:ローカルグループポリシーエディタ画面

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さて設定していきましょう。

バッテリ閾値設定その1

ここからバッテリ閾値を探し出します。
「コンピューターの構成」⇒「管理用テンプレート」⇒「Lenovo ThinkVantage Components」⇒「Power Manager for Vista/7」配下に
「Battery Maintenance」という項目があります。これが省電力マネージャーのバッテリタブで実施する設定一覧のようです。
設定値項目は

  • Battery charge thresholds
  • Battery charge mode

この二点です。
各々みてみましょう
図:Battery charge thresholdsポリシー画面

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まず画面上「有効」をクリックし、このポリシーを有効にします。
次に「オプション」欄から必要なオプション設定を選択します。

  • 常にフル充電(96% 以下で開始、100% で停止)
  • バッテリー寿命を最適化(自動的に変更)
  • カスタム

と選択肢がありますね。カスタムにします。
次の「Notify me when thresholds change」はおそらく「しきい値が変
更されたときに通知する」に該当です。「バッテリー寿命を最適化(自動的に変更)」を選択した時しか有効なオプションではないような気はしますが一応チェックを入れておきます。
「Start charging when below」と「Stop charging at」におなじみの値を入れておきましょう。
図:設定完了図

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次のポリシー設定に移ります。

バッテリ閾値設定その2

「Battery charge mode」をダブルクリックしてバッテリー充電モードを指定します。
例によって画面左上の「有効」をクリックしてポリシーを有効にします。
ガイドによれば「このポリシーは、デュアル・モードのバッテリーに
のみ適用されます。」と記載があります。拡張バッテリを付けることもあるかもしれないからついでに設定しておきましょう。
Charge mode欄から「Custom charge thresholds」を選択します。
図:設定の図

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「Notify me when thresholds change」※「しきい値が変更されたときに通知する」もついでにチェックしておきましょう。
同じく「Start charging when below」と「Stop charging at」におなじみの値を入れておきましょう。
図:設定完了の図

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ここまででローカルポリシーでの設定は完了です。

確認方法

設定後、「gpupdate /force」コマンドで適用できます。
OS再起動でもOKです。ちなみにここの方法ですと「ユーザポリシー(ユーザの構成)」に設定値を入れていないので「gpresult /R」を実行してローカルポリシーの適用を確認しても「フィルタ:未適用」と表示されてしまいます。ダミーの設定で構わないのでユーザの構成になにか設定値を入れると「gpresult /R」でもローカルポリシーが有効化されていることが確認できます。

最後に

時間が無くなってしまったので、動作の確認はできませんでした。後日時間をとって確認作業をしてみようと思います。なんだかこの記事の設定だけだとローカルポリシーで設定した値が省電力マネージャーでは反映されないような気がしなくもないです。(OSのバックで反映されている、という可能性はありますが、省電力マネージャーのUI上では反映されていないような…)
もうちょっと調査が必要かもしれません。時間がなくなったので、今日はこれまで。
いずれまた追加で動作確認するようにします。