treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

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試しにLenovo 省電力ドライバーのバージョンアップ

今月の上旬である3月7日にLenovo 省電力ドライバー (Windows 10 32bit, 64bit)がバージョンアップしていましたのでご報告です。

バージョンは1.67.11.8
Windows10のContinuum機能に対するアップデートのようですね。
「[Problems fixed] Improved the Continuum feature.」と記載があります。

ダウンロードURL:
http://support.lenovo.com/jp/ja/downloads/migr-4gxpeg
図:ダウンロードページ

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いやぁ、でもダメだろうな。諸々の動作改善を期待するのは。ダメ元でバージョンアップしておくようにします。

ダウンロードしたファイルは「n1lku12w.exe」です。

現在のバージョン情報です。
Lenovo Power Management Driverのバージョンは「1.67.10.20」
省電力マネージャーのバージョンは「6.68.8」
のWindows10にインストールしました。
図:プログラムと機能画面から抜粋

f:id:treedown:20160318143939p:plain
ちと要らない表記が含まれていますがご了承ください。


インストールは簡単です。ダウンロードした.exeを実行して最後の画面でインストールを実行するようにチェックボックスが入っていれば自動的にインストーラが起動してバージョンアップができます。
図:インストールの図

f:id:treedown:20160318144015p:plain

インストールしたらプログラムと機能の画面のLenovo Power Management Driverのバージョン表記が1.67.11.08に変わります。

WindowsUpdateにもある

Windows10では存在が確認できませんでしたがWindows8.1以前までのWindows Updateではオプションの更新で「Lenovo - Other harware - Lenovo PM Device」という名称で配信されているようです。「Lenovo Other hardware software update released in March, 2016」と記載があるのでこの3月7日に公開された省電力ドライバだと考えられます。WindowsUpdateだと公開日は2016年3月15日になっていますね。
WindowsUpdate経由でドライバをインストールすると、あまりいい思い出がないので、メーカーサイトからダウンロードして手動でインストールをしていますが、WindowsUpdate経由でインストールしても同じものがインストールされそうな感じはします。

SystemUpdateに表示されている気になる二つ

SystemUpdateで更新のスキャンを実行すると、いま気になっているのが
ThinkPad Settings Dependency」と「Lenovo System Interface Foundation」の二つです。

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昔の省電力マネージャーって「システム制御ドライバー」も必要だったような記憶があるんですよね。
以前話題にした、Lenovoバッテリーゲージ<Lenovo バッテリー ゲージ Windows 10を試してみた。 - treedown’s Report>には「Lenovo Settings Dependency パッケージ」が前提条件として必要なアプリケーションとされていましたし、レジストリ設定でバッテリの充電制御をしようとしているサイトの解説では「Lenovo Settings Dependency Packageをインストールします。」と解説しているところが多いんですね。
これとは別に、知らないうちに(インストールした覚えがないのですが)存在している「Lenovo Companion」というソフトウェアでは「Lenovo System Interface Foundation」をインストールするように促されます。
この「Lenovo Companion」というソフトウェアが以前の「ThinkVantage ToolBox」ないし「Lenovo ToolBox」だ(以前にPCDoctorが含まれていたアレです)とすると、ハードウェアを制御する基盤(フレームワーク的な?)機能として「ThinkPad Settings Dependency」と「Lenovo System Interface Foundation」の辺りは必要になる、という可能性もあるのかなぁ、と考えたりします。

もう一つのネタ

コマンドで「powercfg」てのがありますが、これがOSの電源制御に一役買っているコマンドです。
このコマンド、オプションが多すぎて調べきっていないのですが、電源管理機能を細かく制御することができます。
OSが制御している電源管理機能のうち省電力マネージャーの動作より低いレイヤで動作している電源管理機能を止める、ないし省電力マネージャーとOSの電源管理機能が仲良く棲み分けできるような設定がないものか、と思っています。(無いかなぁ…。)

とりあえず、コマンド
「powercfg /batteryreport」
と入力するとバッテリ情報が出力されるようなので、これを見て「へぇ~」となっています。
ざっと見てみると面白い(バッテリの活動履歴など)情報もあるので、ご覧になってみてはいかがでしょうか?

次の展開

ひとまず省電力ドライバをバージョンアップして動作の様子をみつつ、バッテリ閾値の改善が見られないようであれば、今度は、Lenovo Settings Dependency パッケージかLenovo System Interface Foundationのインストールを試してみようかと考えています。

まだまだ先は長そうですが、とりあえずLenovo 省電力ドライバー(Lenovo Power Management Driver、PM Device)のバージョンを新たにして様子を見るようにします。