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treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

Windows10Mobileをキーボードで使ってみた感想

スマホ・携帯 WindowsPhone

今日はWindows10モバイルにキーボードを接続して利用してみた使用感をご報告いたします。

環境

例によって、環境のご紹介です。

本体:MADOSMA Q501A-WH
OS:Windows10 Mobile
キーボード:ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード(※)
(※)モデル名:KT-1255、日本語キーボードです

何を試したかったかというと

Windows10 MobileにはOffice Mobileが標準でインストールされています。またMicrosoftから公式のRemoteDesktopアプリもリリースされていますのでこれをインストールすることで、家庭内のPCに接続も可能です。
そうなると、ちょっとした外出時の持ち出しはモバイルPCでなくMADOSMA+キーボードの組み合わせで持ち出しVPN+RemoteDesktopでPCのフル機能が利用できるのではないか、と考えたのです。
またOneDriveへのアクセスが可能ですので、Office MobileでOneDrive上のOffice文書を編集して軽作業であれば可能になるんじゃないか?という狙いで確認してみました。

実際にこうなります

物理層の見かけとしてはこのような感じになります。
イメージ図:

f:id:treedown:20160121174141j:plain


実際にこのような使い方になります。
さっと、ポケットから取り出すMADOSMA、カバンからキーボードを取り出して机上に置けば簡単モバイルPCの出来上がり、というところです。
イメージとしてはポメラくらいの手軽さになれば理想です。

メインとなるのはテキストの入力(例えば打合せでの議事メモ)とか簡単な調べものがブラウザでできれば及第点ですね。せっかくのOffice Mobileのプリインストールも活用したいところです。

実際に使ってみると

WindowsMobile単体ではTrackPointトラックポイントポインティングデバイス)は正常に動作します。
Microsoft Edgeでブラウザ操作をしてもスクロールするためのセンターボタンを使ったスクロールも問題なく動作します。
PCでWindows10無償アップグレードした場合のThinkPadTrackPointは適切にドライバを適用しないとセンターボタンが利用できないのにWindows Mobileでは接続するだけで一発認識、好感触です。

もう一つなところは、画面の縦横表示で「縦固定」の画面や「横固定」の画面が目当てのアプリを起動するまでのステップにあるという点について、いまいちな感じを持ってしまいます。
つまり、Windows Mobileのメイン画面は縦固定ですし、RemoteDesktopでいざPCに接続すると横固定の画面なので、いちいちスマホ本体を回転させなければならないという点があります。(マウスカーソルが直感的に操作しにくいのです。)
Androidではメインの画面であっても縦表示/横表示はスマホの傾き(角度)を検出して横向きにしておけば横画面のみで全操作を済ませることができます。このあたり新OSとして未だ改善中、といったところなんでしょうか。競合製品でこうなのですから、後発製品として将来的に横画面オンリーで操作できるようなUIになることを期待しています。
ここまではそれほど問題ではなかったのです。次が問題でした。

日本語入力と英語入力

文字入力がいま一つパッと使えません。
どういう風にパッといかないかといえば、「事前に入力していた入力言語を次に起動するアプリでも継承する」のです。
このため、事前にパスワード入力などを実施してからOffice(Word/Excel)を起動して文書の編集をしようとすると、キーボードは英語キーボードとして認識するばかりか、入力言語は英語となっているので日本語入力もできないし漢字変換もできません。要するに2バイト文字を扱うことができないのです。(少なくとも直感的には扱えません。)
いちいち、スクリーンキーボードが表示されるタイミングの操作まで戻って入力言語を切り替えることで望み通りの入力言語にはなりますが、それでは使いにくいという状況です。
この切替がOffice Mobile上でPCと同じように「半角全角キー」単独押下かせめて「Alt+半角全角キー」の押下で切り替わってもらいたいものです。
リモートデスクトップでも同様に、日本語入力可能な状態でリモートデスクトップを起動した場合には半角英数が入力できませんでした。で、半角英数でリモートデスクトップを起動してしまうと英語キーボードで認識こそすれど、日本語入力ができません。日本語=2バイト文字入力にならない、ということです。
私が知らないだけなのかもしれませんが、Androidサードパーティー製RDPソフトウェアではこの辺りを意識せずに日本語入力ができたような記憶があります。(数年前の記憶なのであいまいですが。)

RemoteDesktop Clientがいまいちなところが一点

ちょっとこの画面をご覧ください。
図:Windows10 MobileでのRemoteDesktop

f:id:treedown:20160121174517j:plain


マウスポインタが2つ確認できるかと思います。
この二つのマウスポインタ

で二つ表示されています。
WindowsMobileのRemoteDesktopではどうやら
「Windows10 Mobileの制御のマウスポインタでクリックすると、画面をタッチしたという情報をRemoteDesktopへ引き渡し、リモート側のマウスポインタを動作させる」
という動きになるようです。
つまり、RemoteDesktopのマウスポインタを動かすためにはクリックボタンを押しながらマウスカーソルを動かさないとRemoteDesktop側のマウスポインタが動作しないのです。
これは、ちょっとなぁ…、と一番思いました。
と、いうのもサードパーティー製かどうかに関係なくAndroid版RemoteDesktopではキーボード接続してマウスポインタを動作させれば通常のPCで利用しているようなマウス操作が可能です。OSからRDPソフトまではMicrosoft純正技術で固めているのですから、せめてキーボードが接続されていることを検出してタッチ動作とキーボード動作と2通りの動作を用意してもらいたかったな、と思います。

と、いうわけで、まだまだ発展途上なWindows10 Mobile、今後の進化に期待したいところです。いや、どんどん進化しないといつまでも先発のiOSAndroidに置いてきぼり、他の開発終了してしまったOSのようにあきらめるしかなくなってしまいます。