treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

会社員にとって怖いな…と思ったニュースを見かけたのでご紹介

今日はホラーかと思うようなニュースをみたのでご報告します。

そのニュースは「社員をうつ病にして追放する方法」 というタイトルのブログを公開した社労士が厚生労働省に懲戒を請求された、という内容です。

この内容がすごい…。見れば絶句します。
Google検索すればいくつかサイトが出てきますので削除されたブログ記事を読むことはできます。
どんな記事か、という点は他の公開されているサイトでご覧になってください。

実際にこのような記事を社会保険労務士試験を受験して合格したプロの士業を営む個人が連載としてブログに記事にして情報発信している、ということです。
労働や社会保障に関連する法律に基づく労務管理社会保険についての相談や指導を会社に対して行う職業なはずです。
でも相談や指導の種類がちょっとズレるとこういう怖い方向になってしまうんだなぁとしみじみ思いました。

以前に記事にしたように、私も落ちていた時期はありますのであまり他人事には思えないところがあります。
ブログ記事として明示されたことで批判の対象となり結果炎上してしまったようですが、内容をよく見てみると「意外に自分の会社で行われているような内容が書かれているな…。」という印象を受けます。(※私の場合は元、自分の会社、となりますが)
そして一歩間違えると、貴方が行き過ぎたこの行為をやってしまっているかもしれない、という点も注目です。
どの会社にもダメな人っているものです。ダメな人に対してペナルティを与えたくなる、という一面は会社には存在しています。
その「ペナルティを与えるという行為」がちょっとづつエスカレートしていくことで、ちょっとづつによる罪悪感が薄いエスカレートの仕方をしていくことになります。結果として、とんでもなくヒドイ行為にまで発展してしまうことがあります。経験談です。
会社の一部署という閉鎖的なところでは、ちょっとづつエスカレートした行為が世間の多数派からみて異常だったとしても、その異常さに気づくことはあまりありません。周囲がちょっとづつのエスカレートで慣れてしまっているからです。

挫折したことない人は、他人事に思えるかもしれないですね。実際自分にもそういう時期はあるにはありました。でもその数年後に他人事に思っていた事象は自分事として降りかかってくるような世の中なのです。明日の被害者は自分かもしれない、と思うと他人事と切り捨てず、いつか自分に起こるかもしれないこととして、情報は知っておいても損はありません。

加えて怖いのは、社員の生殺与奪に関する部分に踏み込んで言及されていることです。
追い込まれた昔の経験を思い返してみると、意外と人間を追い込むというのは、権力さえあれば簡単だったりするよなぁ、と感じます。つまり会社内で言えば上司と部下の関係であれば上司は部下の"生活するための糧"を抑えているのでここについて権力を持っているというわけです。
戦国時代などでいえば兵糧を抑えられているから勝てない、という状況に似ている部分があります。
これで、日々を強い態度で詰められ続ければ部下としては耐久力の違いで時間が掛かるかどうかの違いこそはあれ、いずれ参ってしまいます。
このブログ記事の締めの言葉がホラーです。
「精神的打撃を与えることが楽しくなりますよ。」
楽しくなるのか…。

世の中は需要と供給で成り立っているので、こういうブログ記事があるってことは、何かしらの需要がある、ということなのでしょうか。
需要があるのは、会社の経営者や管理職にとって追い出したい社員がいるから合法的に追い出す方法、という需要に供給としてこのような手法の提供が有償で行われている、ということなんですよね。
働く方が怠惰だったり強情だったりして扱いに困った上の者が合法的に追い出すことはできないか、というところから始まってこういった士業に傾倒していってしまうのかもしれません。
いや確かに、ひどい社員もいる、というのは事実としてあります。ヒドイ管理職もいますしヒドイ経営者もいます。
法律は労働者を全面的に守るように作られていますから、管理職や経営者からすると、すがるところは「法律の穴を突く、法律に触れないようにする」ノウハウを持ったプロの士業ということになります。
こうなる前に、何か解決する方法ってなかったものなんでしょうか?

社員の立場からするととても怖いのは、自分の知らないところで(しかも自覚症状のないうちに)周囲の人間が自分を追い落とすための策を練っている、ということです。しかも、生命の危機が迫っているかもしれないのです。
やはり普段からそうならないよう自分を律する必要はありそうです。また周囲とうまくやっていくための人間力も必要になります。
逆に言うと、仕事もしっかりしていて人間性も優れていればこのような物騒な話とは無縁でいられるのかもしれない、と思ったのですが、派閥闘争のような組織内の組織抗争に巻き込まれると、いくら自分では仕事も人間性もしっかりしていたとしても、やっぱりこのような謀略じみた危険とは隣り合わせで暮らしていかなければならないようです。

難しいもんですね。人の数だけコミュニケーションの種類がありますから、これをうまくやれる人、というのは相当にコミュニケーション力が高い、ということです。
逆に言えば、そんなコミュニケーション力が高い人は大丈夫、ってことですかね。
(それでも慢心してはいけませんね。油断は禁物です。)

貴方の会社でこんな怖い謀りごとが蠢いていないことを願ってやみません。