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treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

その機器、中古でもOK?中古で手を出さない方がよい?

リサイクルショップや中古ショップで購入することで節約に結びつく商品は世の中に存在しています。
今日は電子機器について中古で購入するとよい商品とそうでない商品を私の主観でご報告します。買い物で成功するにはその商品を良く知る、ということですね。
※あくまで主観ですので実際と多少のズレがあることはご了承ください。

判断基準の前提にある考え方は?

大きな違いは、枯れた技術かどうか、ということです。
電子機器に付き物なのは、その商品に使われているテクノロジです。つまり技術が誕生してから改善を重ねてもう改善できないくらいの境地に達しているかどうか、です。
技術の世界ではこれを「枯れた技術」と表現します。

例えばPHS、もう枯れに枯れまくっています。中古でゲットしても新品でゲットしても壊れていなければそれほどの違いはありません。
ガラケーと呼ばれるフィーチャーフォンも枯れた技術の領域に入るかもしれません。ただOSをAndroid搭載にしてハードウェアだけをフィーチャーフォンとしている携帯電話は枯れた技術とは言えないかもしれませんが。

スイッチHUBもそうです。速度(1Gbpsか100Mbpsか)の違いはありますが、中古/新品で大幅なスペック差はなくてその製品が1Gbpsか100Mbpsかだけを見極めれれば違いが出ない製品です。

最近では(この間記事にした)無線LANのAP(親機、アクセスポイント)もこれに該当します。もしよければ中古製品を買う際の購入基準に以下の記事をどうぞ。
もらったAPで分かった、古いAPの足切り基準(1/3) - treedown’s Report
もらったAPで分かった、古いAPの足切り基準(2/3) - treedown’s Report
もらったAPで分かった、古いAPの足切り基準(3/3) - treedown’s Report

総じて、商品という形になって世の中に出回ってから歴史を重ねた商品は、スペックアップもし尽しており目ぼしい新機能も出尽くした状態でリニューアルを重ねている、という状況が概ね「枯れた技術」として捉えていいと思われます。そして枯れた技術の商品は壊れているかどうかだけを中古で判断すればよく、壊れていなければ中古商品を割り切って使える状態だと考えることができます。

中古で購入しないほうが無難なのは?

枯れた技術と言えるほどの歴史を経た商品カテゴリでも避けた方が無難な商品があります。
避けたほうが無難な商品とは「プリンタ」です。特にインクジェットプリンタです。
リスクが高い、という意味合いであり、中古すべてがハズレというわけではありません。もちろんアタリもあります。
これは一番にあるのが、「状態を目利きするのが難しい」という点です。
外見がピカピカでも内部はインク漏れやヘッド詰まりでどうしょうもない状態になっているかもしれませんが、パッと見でこれを判断することは難しいです。
つまり目の前にある中古プリンタが「上物」か「壊れる寸前」かを判断するのが難しい、ということです。また中古販売価格もアテになりません。
プリンタは、「印刷枚数が多ければ多いほど劣化している。」という特徴があるため、一概に商品の出荷年月日で判別できるものではない、という点と、素人が劣化部品を交換する、というハードルがPCよりはるかに高い、という点です。
また、インクジェットプリンタは「商品本体価格を(利益度外視で)安価に抑え、インク代や周辺機器を純正品で囲い込むことで利益を上げる」というビジネスモデルで市場に出回っている商品です。
この原理から考えて中古で本体を安価に購入したとしても、消耗品類は純正品を使う前提での価格設定なので、中古で本体を購入する旨みが少ないなぁという印象です。

枯れてない技術だからこそ中古を避ける

おそらく中古も新品も活性化している商品としてスマートフォンが挙げられるのではないかと思います。
ただ、スマホは技術面からすると枯れていません。むしろ日進月歩です。
日進月歩な製品は中古で購入した時の陳腐化が激しく、古い機器をうまく使えないことが多いです。なのでスマホは技術として進化の途上にあるため中古で買うのは(特定の目的外であれば)避けた方が無難です。
※特定の目的があって中古を購入して安く済ませるのはいいと思います。

突然ですが考えてもらいたい点があります

もしメーカを愛している方が中古商品を購入しようとしているときに一点考えてもらいたいことがあります。

それが「中古商品の売買ではメーカには一銭も儲けが入らないこと」です。
ゲームが代表格ですね。ゲームメーカは中古販売に悩んでいるようです。

貴方が愛するメーカが商品開発をするためには、新品でそのメーカの商品を購入することが絶対条件です。安価な製品でもいいから新品にこだわることです。
中古では出荷台数も伸びないし、メーカにお金が還元されないので、メーカが魅力的な新商品を開発するための予算がなくなってしまう、という側面が中古売買にはあります。

例えば、本記事で中古を避けるほうが無難としたスマホであれば、
中古の白ロムを買うよりも同じメーカのSIMフリー機種を選択して購入する方がメーカに購入代金が売上として還元されるのでメーカは新たな(魅力的な)新商品を開発するための資金を得ることができます。中古の白ロムでは中古ショップが潤うだけでメーカは全く潤わないんです。
メーカの指名買いを考えている方が、同じ安価を狙うのであれば「中古の安価より機能を絞った新品」が良いです。お金は巡り巡っているものです。

最後で変なことを書いてしまいましたが、節約のために中古を賢く調達する、というのは決して悪いことではないと思います。
ただ、中古を購入する、ということはこういう側面もある、ということも知っておいてもらいたかったのもあります。
欲しい品を安価に手に入れる中古という選択肢と、素敵な製品を提供してくれるメーカに売り上げとしての代金を還元する新品の購入をうまく使い分けて賢い買い物ができるといいですね。