最近、Operaでサイトを閲覧しているとたまにFlashコンテンツが図(※)のようなエラーで表示されないことがありました。
この対処法をご報告します。
図:Adobe Flash Playerがインストールされていません。
インストール状況自体はこのようになっています。
図:インストール状態
この2点セットはちゃんとインストールしています。
- Adobe Flash Player 19 ActiveX
- Adobe Flash Player 19 NPAPI
※NPAPIは旧名でAdobe Flash Player pluginという名前のFlashです。
別のPCで同じくOperaを使っていますが、特に「Adobe Flash Playerがインストールされていません。」というメッセージには出会ったことがない、にも関わらず、このPCではなんでこのメッセージが出てくるのか、しばらく分かりませんでした。
よく見ると、「Adobe Flash Playerがインストールされていません。」メッセージが表示されない側はタスクバーのアイコンデザインがグラデーション掛かっていない、と気づいて「ああ、そうだったそうだった。こっちはChromiumベースだ。」と思わず独り言をつぶやくくらい、うっかりしていました。
数年前からOperaは独自エンジン側とChromiumベース側の2種類に分かれていて、独自エンジンであるPresto版はver12.17のアップデートが2014年提供で現在暫定措置(?)状態、極力Chromiumベースに移行を推奨、とまあこういう状況でした。
で、最近知ったのですが、ChromiumベースのブラウザでのFlashコンテンツの再生には
「Adobe Flash Player 19 PPAPI」
という新種が必要だということを知りました。(いまさらかよ、というツッコミはなしで)
で、私は環境によってはPresto版もChromiumベースも使う必要があるのですが、インストールして数年は動作に違いがなかった両者がある時を境にFlashの動作に違いが出てきました。その違いがなぜかよく分からなかったというわけです。Presto版ならNPAPIで動作していたから、と推測されます。Presto版が動作しているのに同じOpera(とはいえChromiumベース)が動作していない、というのはよく理解できていなかったということになります。
Google Chromeはテスト環境でしか利用していないのですが、そのテスト環境ですらFlashがPPAPIということを意識していませんでした。なぜならGoogle ChromeでFlashは内蔵なのでChromeアップデートをしていればFlashは個別インストールする必要がないから、というのがその理由です。
これは盲点でした、さっそくテスト環境で「Adobe Flash Player 19 PPAPI」をダウンロードしインストールしてみます。
図:インストール後
この3点セットになりました。
- Adobe Flash Player 19 ActiveX
- Adobe Flash Player 19 NPAPI
- Adobe Flash Player 19 PPAPI
加えてOpera Chromiumベースで「Adobe Flash Playerがインストールされていません。」となっていたサイトにアクセスして確認すると…
しっかり表示されます。
Adobeソフトウェアの配布申し込みフォームから組織内配布のための使用許諾(1年更新)を受けているのですが、Flashの項にPPAPIという存在は無かったのでまったくのノーマークでした。存在自体を知らなかった。
自分の見えている世界がすべてではない、ということですね。
動作確認のためブラウザが複数必要、とはいえ、ブラウザの系統によってFlashも複数必要になってきました。うむむ、増えるのか。