treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

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Windows Pro Pack 8.1の販売期間

昨今のPCのOSは延長サポートフェーズで数えるとXPの期限切れから1年以上が経ち、WindowsVistaの期限切れが2年後に控えています。
私の周辺では10年以上君臨し続けたサーバOSWindowsServer2003も今年で延長サポートフェーズを終えました。
そしてWindows10の話題がそこかしこで取沙汰されていますね。
時の流れを感じますね。(しみじみ)

現在、1つの契約先の業務で、メインで管理しているPCのOSはWindows7、8.1(Update)だけなのですが、一部でやむを得ず購入時に選択の余地がなかった「Windows8.1無印」が存在していてActive Directory環境を考慮した業務の壁として立ちはだかっています。

Windows7時代のAnytime Upgradeが知らないうちに販売終了となっていて困ったことになった経験があり、ちょっと気になったので「Windows Pro Pack 8.1」は果たしてAnytime UpgradeパッケージのようにWindows10リリース後に手に入らなくなるのか、調べてみました。
Windows Pro Pack 8.1は欲しいけど、Active Directory化プロジェクトはいますぐ始まらないのでそれまでは必要ではない状況、この場合の購入時期はいつにしようか、を迷っています。
つまり「Windows10リリース後でもWindows Pro Pack 8.1は継続して購入可能(販売終了しない)なのであれば、のんびりしてていいじゃないか。」ということですね。

※ここから先の情報は私の情報収集の結果を元に考えている内容の記述です。よって内容については一切の責任を負いかねます。ご了承ください。
被った損害・損失に対しても同様に責任を負いかねますので、確実な情報が必要な方は公式情報や独自に裏付けを取っていただけますようお願いします。

さてさて、、、
結論から言うとWindows Pro Pack 8.1販売終了は2015年8月末です、という情報をもらいました。
ですので、すぐに使わなくてもPro化したいのであれば8月末まで購入する必要があります。
Windows10がリリースされてからでも(2023年01月10日まで)Windows8.1にて使用するのであれば、8月中にProPackを購入しておいた方がいい、という結論です。
ちなみにライセンスでWindows 8.1 Update Professionalを購入する、という方法もありますが、VLだとPro Packの倍くらいの価格になってしまいます。
買えるのならPro Pack 8.1を販売終了前に購入しておいたほうがよさそうです。

  • 欲しい機能(動機となった機能)
    ADドメイン参加&グループポリシー
  • あると便利だと思える機能
    VHDブート
    一部PCでクライアント Hyper-V
    一部モバイルPCでBitLocer

突然ですがMicrosoftへの意見----------------------------------------------
Windows8.1(無印)では上記の機能が提供されないので、ProPackを購入しなければならない、これは理解できるのですが、「次期Windowsのバージョンがリリースされると(ひっそりと)ProPack(やAnytimeUpgrade)を販売終了する」というのは残念だと感じます。
せめてメインストリームサポート終了まで販売を継続して欲しい、と思うのは私だけでしょうか?
コストの問題が、、、という意見もあると思いますが、昨今はメディアをプレスして提供しているわけではなく紙にプロダクトキーを印刷してパッケージにしているだけです。Windows8.1のProPackはストアで購入すれば電子的に発行してe-mailでプロダクトキーを送付するようになっているので、コスト面ではあまり問題ないのではないかと思うのです。
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蛇足:
FinalUpgradeキャンペーンの時に案内してたメインストリームの考え方ってそもそも発売時に提供された有償/無償のサポートを提供するために、"その製品が主力製品である"期間と定義してメインストリームサポートフェーズと、それ以降の縮小した延長サポートフェーズ(移行先準備のための延命的な段階)を明確に分ける、という主旨の説明だったような?(うろ覚え)
つまり主力製品のフルサポートを終了する目安としてのメインストリームサポートフェーズとも言えます。
なのでWindows2000未満のOSにはメインストリームも延長サポートも明確な区分けがなかったので、とっても複雑な定義をこれでもかというくらいてんこ盛りでサポート終了期間を制定された経緯から、使う側としてはとっても苦労した記憶があります。(やっぱり内容はうろ覚えですが。)
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蛇足2:
OSって、発売直後に購入するユーザはサポート終了までの期間が長いけど、情報や(ドライバなどの)リソースがない分、不安定な環境で利用せざるを得ない、一方でリリース後の十分な人柱による成熟された(修正が適用された)OSは安定している環境が利用できる分、サポート終了までの期間が(同じ金額でOSを購入するにもかかわらず)短い、という一長一短があるんですよね。(L&SAではこの一長一短がありませんので除きます。)
つまり時間を対価としてOSの安定性と等価交換しているようなイメージを持っています。
ソフトウェア製品に賞味期限があることは常識として根付いてきている(昔は説得にも一苦労でしたよ…。)ので、メインストリームサポートフェーズという期間内はやっぱり発売時に提供されたリソースは提供して欲しいな、と考えるのが一ユーザとしての感覚です。
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Windows10ではこのメインストリームサポート&延長サポートフェーズという考え方がなくなり、ずっとWindows10という情報もあるのでエディション変更を実現するProPack(旧名AnytimeUpgrade)がどのような提供になるか興味が出ています。
…と、下書きして保存しておいたら、「Windows10のメインストリームサポート2020年10月13日/延長サポートフェーズ2023年1月10日」と発表がありました。結果としてWindows8の2年後というごくごく自然なところに落ち着きました。

Windows10か…。
無償アップグレード中(1年間)にWindows10化したほうがいいのかなぁ。
正直迷いますよね?皆さんはどうでしょうか?